マダライロウミウシ
マレア宮古島
ダイビング情報ブログ

宮古島の2月はダイビングでウミウシやマンタを探してみよう!

冬本番の本州から暖かい宮古島へ瞬間移動したくなる時期ですね。2月でも宮古島ではダイビングや水中観光船、SUP、シュノーケリングなどたくさんのマリンアクティビティを楽しむことが可能です。平均気温は21℃前後、水中はなんと平均21℃~23℃もあります。また、オフシーズンのためリーズナブルな旅行が叶う時期でもありますね。お正月のピークが終わり、3月の学生旅行が始まる前に、宮古島旅行の計画を立ててみてはいかがでしょうか?素晴らしい景色と心地の良い風が出迎えてくれますよ。

気温:平均21℃(朝晩や曇りの日は冷え込む)
水温:21℃~23℃(陸の方が寒い日もある)
風向き:北・北東(下地島がメイン)
特徴:湿度が低い(本州の秋くらいの気候)
服装:朝晩はパーカーやフリースなどの上着があると安心。雨や風が強くなければ、昼間は薄手の長袖やカーディガンで大丈夫でしょう。

池間大橋をドローン空撮
オフシーズンの宮古島観光を楽しみましょう

2月の宮古島ダイビングおすすめポイント

1.「蜂の巣ホール」を潜る

蜂の巣ホールでダイビング
蜂の巣ホールは晴れた日の3本目に潜りたい

2月におすすめしたいダイビングポイントは「蜂の巣ホール」や「マリンレイク」と呼ばれている、下地島の西側に位置する場所です。マリンレイクへは夏に行くことが難しいため、秋〜冬の間に宮古島でダイビングをする方に、ぜひおすすめしたいポイントです。とても人気があるので秋頃だと混雑して潜れないことも多いです。

宮古島の3大地形ポイントと呼ばれている場所が「魔王の宮殿」「通り池」「アントニオガウディ」の三か所。蜂の巣ホールは、これら3大地形ポイントに続く人気スポットです。「マリンレイク」とも呼ばれるように、その名の通り湖と海が繋がっている洞窟で、水深は最大で15m程。途中で縦穴の洞窟にもなっており、時間帯によっては光の光線がまるでスポットライトのように洞窟内を照らします。

2. 宮古島の冬はウミウシが多い!

マダライロウミウシ
ヒョウモウウミウシに似ているマダライロウミウシ

実は宮古島にはウミウシがたくさんいます。「ウミウシ御殿」と名が付くポイントもあるほどです。そもそもウミウシとは貝殻を持たない貝の仲間で、その種類はなんと世界では5,000~6,000種以上、日本近海だけでも1,400種以上確認されています。生態系がよくわかっていないことも多く、毎年新しい個体が発見されている生き物です。

また、ウミウシはその見た目の可愛らしさから「ダイバーのアイドル」や「海の宝石」とも呼ばれ愛されています。ウミウシが活発なのは水温が低い冬から春の間。生息場所は様々ですが、比較的明るい光を好まないため、洞窟内や岩場の陰、深めの水深にいることが多いです。つまり、岩の多い宮古島はウミウシにとって快適な地形なのでしょう。

「地形ダイビングを楽しむことがメインの宮古島でウミウシ探し!?」と驚かれることもありますが、ウミウシ好きならピンとくる場所。それが宮古島です。

<宮古島で見られるウミウシ>
サガミリュウグウウミウシ、イシガキリュウグウウミウシ、ヒオドシユビウミウシ、ミゾレウミウシ、ミアミラウミウシ、パンダツノウミウシ、ミカドウミウシ、シロタエイロウミウシ、テンテンウミウシ、センテンイロウミウシ、ユキヤマウミウシ、ミラサキウミコチョウ、トウモンウミコチョウ、キイロウミウシなど

3. 宮古島で見られる2種類のマンタ

宮古島でマンタと遭遇
水面近くを泳いでいるマンタが多い

宮古島では2種類のマンタを見ることができるのはご存じでしょうか?見分け方は口のまわりの色です。口のまわりが白いものを「ナンヨウマンタ」と呼び、それ以外(口の周りが黒など)を「オニイトマキエイ」と言います。「マンタ」の名前は、胸鰭(むなびれ)がマントの様に見えることから、スペイン語の「マンタ」と言う言葉が由来になっています。

マンタはエイの仲間の一種です。エイの中で、前記した2種類のみをマンタと呼んでいるのです。大きな個体で6m以上、寿命は40年近くと言われており、その大きな体をゆっくりと動かしながら水中を飛ぶように移動します。残念ながら宮古島には、“必ず”マンタに出会える場所はありません。しかし、2月は遭遇率が高いシーズンですので、運が良ければ宮古島でマンタに出会えるかも。

2月の宮古島を満喫できるマリンアクティビティ

2月の宮古島は平均気温21℃前後と、東京の5月や10月ごろと同じくらいの気温です。水温も同じくらいあるので、寒すぎず暑すぎず日中は比較的過ごしやすいでしょう。雨も少なく台風も来ないため、マリンアクティビティにも向いている時期。まだダイビングライセンスを持っていない友達を誘ってみてはいかがでしょうか?

数あるマリンアクティビティの中から、体験スキューバダイビングと水中観光船、SUPについて紹介します。

驚くほど澄んだ水で体験スキューバダイビング

冬の澄んだ水でダイビング
冬の澄んだ水で潜るのはとても気持ちいい
 

宮古島でのマリンアクティビティと言えば、もちろん宮古ブルーを堪能できるスキューバダイビング。専用の器材とタンクを背負って、シュノーケルとフィン、マスクを装着して海の中の世界へ遊びに行くアクティビティですが、ダイビングに興味はあっても、実際に最初の一歩をどのようにしたら良いかわからない方も多いです。

ダイビングはハードルが高いレジャーだと思われがちですが、そんなことはありません。ライセンス取得制度はありますが、持っていなくてもできるのが「体験ダイビング」。全ての器材をレンタルすることができますし、インストラクターやガイドがしっかりと近くでサポートをしますので安心してください。もちろん、Cカードをお持ちの方が一緒に潜ることもできます。

宮古島のビーチで体験ダイビング
宮古島のビーチで体験ダイビング

2月はオフシーズンでもあるため参加者も少ない分、手厚いサポートが受けられる可能性が高く、未経験の方や初心者の方におすすめです。季節や風向きによって見られる魚や行けるポイントは様々ですが、この時期のダイビングのだいご味は、遠くまで見渡せる透明度と澄んだ水面から差し込む光のカーテン。プランクトンが発生しやすい真夏に比べると、水温が低いため濁りも少なく透明度・透視度共に抜群です。海に入った瞬間に、その青さと水の綺麗さに驚くことでしょう。

潜るポイントにもよりますが、足元に広がるサンゴとその周りを優雅に泳ぐ魚達。それらをゆっくりと眺めながら水中浮遊を楽しむ…そんな夢のような時間が過ごせます。また、水が綺麗だと言うことは、海に降り注ぐ日差しが屈折しにくいため、差し込んできた日の光がまるでカーテンのように見える時があります。のんびり浮かびながら泳ぎ、ふと顔をあげた目の前にゆらゆらと現れる、優しい光のカーテンは言葉を失うほどの美しさです。

水に濡れたくないほど寒い日は水中観光船

シースカイ博愛
宮古島南部の博愛漁港は北風を避けられる

海の中を堪能するのに、必ずしも濡れる必要はありません。2月はまだ涼しい時期なので、温かい恰好をしたまま水中世界を覗きたい…そんな希望を叶えてくれるのが、この半潜水式の水中観光船です。

船の下側の一部がガラス張りになっていて、船の中から水中を見ることができます。泳ぐのが苦手だったり、水につかりたくなかったりする方におすすめです。また、下を向き続けるグラスボートとも違い、椅子に座った状態で水族館のように見物することが可能です。手元の図鑑や説明を聞きながら、目の前を優雅に泳ぐ魚達とサンゴを堪能しましょう。

半潜水式水中観光船「シースカイ博愛」
宮古島南部の「博愛漁港」から出発します。半潜水式になっており、船室の下半分が海の中にあります。そのため、設置されている窓から、宮古島の美しいサンゴやカラフルな熱帯魚などが泳ぐ、海の世界を存分に楽しむことができます。運が良ければ、ウミガメやクマノミなどの人気者にも出会えちゃうかもしれません。

宮古島で初SUPにチャレンジ

下地島でSUP
冬でもたまにある「夏日」にSUPでシュノーケリング

SUPとは「Stand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)」の略称で、近年日本各地でブームを巻き起こしています。SUP(サップ)は、ボードの上に立ったり座ったりして、パドルを漕いで水面を進んでいくウォーターアクティビティのひとつです。

カヌーのように水面を移動して景色を楽しんだり、SUPの上でヨガや瞑想をしたりしてリラックスした時間を過ごすことができます。サーフボードよりもサイズも浮力も大きなボードを使うため安定性も抜群で、初心者でも比較的簡単に挑戦することが可能なことも人気の理由。最近では、飼い犬と一緒に水上散歩を楽しむ方も多く、未経験者でも気軽に始められます。

SUPのボードレンタルやインストラクターがガイドをしてくれるショップもありますので、ぜひ宮古島で初SUPにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?宮古島の海は、透明度も抜群なので、ボードの上からでもサンゴや魚、ウミガメなどの姿を見ることができるのも魅力です。

2月の宮古島でパワースポット巡り

もし運転免許を持っているのであれば、宮古島ではレンタカーを借りることをおすすめします。島一周はちょうど100kmで、たったの4時間弱で島全体を巡るドライブが可能です。宮古島は公共交通機関が発達しているとは言い難いため、車がないとアクセスしにくい場所が多いのが現実。空港送迎を行ってくれるレンタカーショップや乗り捨てが可能なショップもありますので、用途に合わせて選択することができるのも魅力です。

宮古島には観光スポットとして紹介されている場所が30箇所以上ありますし、島の人気が高まっている今、新しくておしゃれなお店が続々と登場しています。タイトな旅行スケジュールの中で、効率よく様々な場所へ行くには、やはりレンタカーを利用するのが良いと言えるでしょう。

また、宮古島では突然のスコールに見舞われることも多く、そんな時には車があると便利ですよね。そんなレンタカー旅で、今回おすすめしたいのがパワースポット巡りです。宮古島には、パワースポットと言われている場所がいくつかあります。

宮古島神社

お正月は宮古神社で初詣
宮古島はパワースポットが多い島

まずは日本最南端の「宮古神社」。ここは、1590年に建立された神社で、熊野三神と豊見親三神が祀られています。金運上昇や商売繁盛など、金運のご利益があるとされていて、強いエネルギーを持ったパワースポットとして有名です。ダイビング前に、天気が晴れるようお祈りしてはいかがでしょう。

大神島

大神島
池間島に行く途中で見える大神島

宮古島本島からフェリーを使って15分程度で行ける「大神島(おおがみじま)」。神聖な島で、未だ謎に包まれている大神島。降り立って、ぐるりと散歩を楽しむことができます。変わった形の岩や展望台まで足を延ばして、神宿る島全体からの強いパワーをチャージしに行ってみましょう。

伊良部島のヌドクビアブ

伊良部島のヌドクビアブ
伊良部島は水中だけでなく陸上にも洞窟がある

ちょっとマイナーなのが、伊良部島のさとうきび畑の中にある「ヌドクビアブ」です。この名前は、宮古地方の方言で「ヌドクビ(喉首)」「アブ(洞窟)」という意味。深さ22mもある縦穴洞窟で、戦時中に防空壕として使用されていたらしき後も見つかっており、宮古島市指定史跡に登録されている神秘的な場所です。

宮古島の2月まとめ

2月でも平均気温21℃の暖かい宮古島。シーズンオフで人も少なく、普段以上に広い空と海をひとり占めできる時期です。一年で一番寒いこの月でも、ここではダイビングにシュノーケリング、水中観光船で優雅にランチやサンセットディナー、穏やかなエリアでSUP体験など様々なアクティビティを楽しむことができます。レンタカーで島を一周しながら、古き良き宮古島と新しい宮古島、そしてパワースポットで癒されましょう。

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