八重干瀬のオールブルーを空撮
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八重干瀬って知ってる?宮古島のダイビングで1度は潜りたいサンゴスポット

こんにちは!マレア宮古島ブログチームです。みなさんは宮古島でのダイビングにどんな印象をお持ちでしょうか?

地形が楽しめるポイントが多く、サンゴや魚はあまり多くないと思っていませんか?

透明度・透視度ともに日本国内最高ランクの海を持つ宮古島。そこには、春から夏にかけて潜りに行くことができる「幻の島」と呼ばれるサンゴスポットがあるのです。

※この記事は2022年12月19日に公開されたものを随時更新しています。

池間大橋から八重干瀬へ
池間大橋から八重干瀬へ

宮古島リピーターの方にぜひおすすめしたいのが、広大なサンゴ礁が広がる場所の「八重干瀬(やびじ)」です。

ここは、1797年に発見された日本最大級の卓状サンゴ礁群で、マリンスポーツを楽しむ多くの人に愛されているポイント。まるで空を飛んでいるような感覚に陥るほどの透明度を誇る八重干瀬の海では、ダイビングはもちろんシュノーケリングや船の上からでもその美しさがよくわかります。

※以前は「やえびせ」「やえびし」と呼ぶこともありましたが、宮古島の方言を正式名称として「ヤビジ」と呼ばれるようになりました。

大きく8つの瀬がある八重干瀬の各ポイントは、その一つひとつが違う顔を持ち、何度来ても新しい発見があるほど。特におすすめのダイビングポイントは、コーラルシアター(2つ根)、ホワイトシティ、オールブルーと呼ばれている3箇所です。

サンゴ礁に住む多くの海洋生物を観察しに、宮古島へ来たならぜひ八重干瀬でのダイビングも楽しんでください。

マレア宮古島では、初心者からベテランの方まで満足いただけるプランを複数用意しています。ご予約枠には限りがありますので、ご検討中の方はお早めに申し込みください!

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八重干瀬は沖縄県宮古列島の池間島の北側に広がるサンゴ礁群で、ここは、国の名勝及び天然記念物に指定されています。池間島の北約5~16kmに位置しており、ここだけで、一つの島程な大きさと見どころがあり、日本のグレートバリアリーフとも呼ばれています。

平良港からは約50分、池間漁港からは約30分程度で行けるこの場所は、宮古島へ来たならぜひ行っていただきたいポイントです。干潮の時に、少しだけ姿を現す幻の島と呼ばれる八重干瀬では、シュノーケリングやスキューバダイビング、船釣りなど様々なアクティビティを楽しむことができます。

船の上からでも見えるターコイズブルーと白のグラデーションが美しい海面の景色に、皆がうっとり。その姿は、どこか海外の南国リゾートへ来たのかと多くの方が錯覚するほど。そして、船を停めると眼下に広がるサンゴ礁の景色に驚きます。

この広大なサンゴ礁では、多種多様な海洋生物がサンゴに隠れるように数多く生息しており、海に顔をつけただけでカラフルな魚たちに出会えるでしょう。

八重干瀬のサンゴ礁

八重干瀬でシュノーケル

八重干瀬での主な遊び方は、シュノーケルツアーに参加するかファンダイビングに参加をするかの2つです。

以前は観光船に乗って干潮時にリーフへ上陸するツアーもありましたが、生きているサンゴを踏んでしまうことは環境保全の観点からよくないこともあり、中止となりました。

八重干瀬でシュノーケリング

シュノーケルツアーのメリット・デメリット

マスクとシュノーケルとフィンをレンタルして手軽に八重干瀬の海中をのぞくことができます。午前/午後の半日で参加できるコースがあり、観光のプランが立てやすいでしょう。

ただ、浅いポイントでないと魚が近くで見れないので、実際に海に入るとお魚が遠い~という方もいます。

魚に近づくためにサンゴの真上に泳いで行ってしまうと、魚がサンゴの中に隠れてしまい見えなくなってしまったり、自分のキックで枝サンゴを折ってしまったりするので、ガイドの注意に従って十分に気を付けましょう。

八重干瀬のサンゴをGoproで撮影

ファンダイビングのメリット・デメリット

スキューバダイビングなら、シュノーケルよりも生き物の近くまで近寄って見ることができるので、魚と同じ目線で撮影したり、下から煽ってサンゴと太陽の光の差し込みを入れた写真や動画を撮ることができます。

下から撮ることでカメラが多くの光を取り込むので、最新の水中カメラではなくても明るくて奥行きのある写真が撮影できます。

サンゴとヤビジブルーに包まれた水中を自由に泳げれば、リトルマーメイドの世界に入った気分になります。

Cカードをお持ちの方はファンダイビングで参加できますが、まだダイビングライセンスをお持ちでない方は体験ダイビングに参加してください。

ちょっとしたお得情報として、八重干瀬へのツアーを予約する際にダイビングを申し込めば、1回目のダイブと2回目のダイブの間の休憩時間や、ランチ休憩の時間にシュノーケリングを少し楽しむことができるかもしれません。ご予約の際にお店に確認してみてくださいね。

ただ、スキューバダイビングは体内に窒素が溜まってしまいます。休憩中のスキンダイビングは急潜降や急浮上を繰り返してしまうので、減圧症のリスクを抑えるために控えておきましょう。

また、ダイビングした後の飛行機に乗る時間を最低18時間空ける必要があるので、体験ダイビングに参加した当日は搭乗することができません。旅行の予定をたてるときのスケジュールもお気を付けください。

八重干瀬のダイビングスポット

八重干瀬は、シュノーケリングでも楽しめるサンゴ礁エリアですが、やはりダイビングを楽しんでもらいたいポイントでもあります。

複数のポイントがある八重干瀬ですが、特におすすめなのは、テーブルサンゴの上をゆっくり泳げるコーラルシアター(2つ根)、真っ白な砂地が美しいホワイトシティ、そして真っ青な中に多種多様な海洋生物が満載のオールブルー(イフ)の3か所です。

※ポイントの名称は、ショップによって異なる場合があります

1.ホワイトシティ

八重干瀬のホワイトシティ

ホワイトシティは、八重干瀬エリアのちょうど中間に位置している、その名の通り真っ白な砂地が特徴的なポイントです。水深5mほどの場所から、なだらかに傾斜がついている砂地には、複数の根が点在しており、その全てにカラフルなお魚たちが住んでいます。

最大水深は平均12〜15mほどのダイビングポイント。南国ならではの青い海に白い砂、カラフルなお魚たちが泳ぎまわる景色は、何もしなくても漂っているだけで癒されます。

基本的には波の当たらない穏やかな場所ですが、ホワイトシティは水路にあるダイビングポイントなので、強い流れが発生する時があります。それでも、海況に合わせて潮止まりなどを狙ってダイビングしますので、初心者の方でも安心して楽しめるポイントです。

また、全体的に水深が浅いので太陽の光もサンサンと入り、ストロボなしでも綺麗な写真が撮れます。ワイドな景色を堪能した後は、根の周りや砂地の穴、サンゴの周辺にいる魚たちをじっくり観察して、ぜひマクロ系の撮影も楽しんでみてください。

2.コーラルシアター(2つ根)

八重干瀬のコーラルシアターでダイビング

コーラルシアターは大きいリーフが2つ繋がっているポイントで、水深10mほどの場所に枝サンゴとテーブルサンゴが一面に広がっています。そこはまるで夢の国のようなカラフルで美しいサンゴが群生しており、多様な海洋生物が暮らしています。

特に、青緑色のグラデーションが美しいデバスズメダイが多く群れていて、写真映え、動画映えするダイビングポイントとして人気があります。

足元にはサンゴが広がっているため、中性浮力のテクニックが必要となる場所ですが、水深も浅く、その名の通り映画を見ているようにのんびり潜ることができるので、とても癒されます。

コーラルシアターは、いつまでも潜っていたいと思わせてくれる、幻想的で色鮮やかな水中世界が広がっているポイントです。

3.オールブルー(イフ)

八重干瀬のオールブルーを空撮

オールブルーはその名の通り、全ての青がここにある!というくらい、最高の青に出会えるダイビングポイントです。水深5m辺りから、沖に向かってなだらかな傾斜がついていて、水深18m〜20mには、大きな岩のようなリーフがあります。

ここには、ウミウチワがついていたり、スカシテンジクダイが群れていたりと、迫力も見ごたえも満点。また、大きなハタも住んでおり、ハタがスカシテンジクダイを捕食するシーンが見られることも。

浅い場所には、黄色いワンポイントが特徴のノコギリダイの幼魚の群れや、オレンジと紫のカラーが特徴のフタイロハナゴイにも出会えます。ここもホワイトシティ同様、水路にあるポイントなため、流れていない時もしくは、流れが比較的弱い時を狙っていきます。

真っ青な海とサンゴ礁、カラフルで可愛い魚達に心から癒されるでしょう。

八重干瀬にはどうやって行く?

八重干瀬へ行くメインの方法は2種類あり、平良港からと池間漁港からの2ルートです。

1つ目の平良港へは、宮古島の市街地から車で5分〜10分。平良港は伊良部島や下地島を潜りに行く多くのダイビングボートが停まっている港で、宮古島の中心部である平良(ひらら)に近いため、この周辺に宿を取る方も多いでしょう。その場合は、八重干瀬へ行く際はこの平良港を利用するダイビングショップで予約をするのがおすすめです。

ポイントにもよりますが、平良港から八重干瀬エリアまでは船で約50分。波が高い日はスピードを出せないため、1時間以上かかることもありますので、余裕を持って参加しましょう。

2つ目の港は池間漁港です。ここからは約20分から30分程度で八重干瀬エリアに到着します。冬に吹きやすい北東の風に弱い八重干瀬ですが、池間漁港からなら近いので、多少の風でも出船の可能性が上がります。

池間漁港は、宮古島市街地から車で約30分のところにあり、池間大橋を渡った先の池間島にあります。宮古島滞在の最終日に、当日の飛行機搭乗が可能なシュノーケリングで参加するのがおすすめです。

八重干瀬でシュノーケリング

池間港の周りには海産物のお店が少しだけありますが、それ以外は静かな港。また、この池間大橋の景色もとても美しく、宮古島側から見る晴れた日の池間大橋は、地元の方にも愛されています。橋の下はビーチになっているので、池間港から八重干瀬へマリンアクティビティをしに行く前後に、ぜひ立ち寄ってみてください。

また、時間があればぜひ見ていただきたいのが、海に沈む美しい夕陽です。レンタカーを借りたり、ツアーで送迎が付いていたりする場合は、池間港を利用するショップもお勧めします。

 

八重干瀬のダイビングまとめ

八重干瀬は宮古島へ行くのが初めての方にも、何度も行っている方にもお勧めしたい場所。名勝及び天然記念物に指定されている、沖縄県宮古列島の北側に広がる日本最大のサンゴ礁群。その大きさは、宮古島の面積(158.70km2)の約10分の1もあり、海面上に出ることのない部分まで含めると約3分の1にもなります。

サンゴ礁の総数は大小合わせて100以上を超え、サンゴの群生地であることから多くの海洋生物が暮らしており、一年を通して豊かな海に出会えます。また、一年に限られた日のみ、海底から浮上するこの場所は、「幻の島」とも呼ばれており、多くのファンが夢のような時間を過ごしにやってきます。

このように美しく壮大な大自然をこれからも楽しむため、サンゴや生態系を壊すことがないよう、「この美しい海にお邪魔させていただく」気持ちを忘れずに参加しましょう。

マレア宮古島では、八重干瀬を潜るために必要なアドバンスド・オープンウォーターダイバーのライセンスを取得する講習や、中性浮力を極めるためのスペシャルティコースを、宮古島の海を楽しみながら開催することが可能です。繁忙期のご予約枠には限りがありますので、ご検討中の方はお早めに申し込みください!

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