宮古島の1月はダイビングで透明度、透視度抜群のミヤコブルーに出会える!
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目次
Toggle1月の宮古島ダイビング基本情報
1月の宮古島は、オフシーズンで人も少なくねらい目の時期です。海も、水が澄んでいて透明度も良く、抜群に綺麗。今回ご紹介する冬のおすすめダイビングポイントは、「牛さんありがとう」「ガオー」「七又アーチ」の3箇所です。どこも地形と光を楽しめる厳選ポイントですが、難易度は高くなく初級者から上級者までも楽しめるでしょう。
特に、七又アーチの平均深度は10mほどですので、初心者ダイバーやブランクダイバーの方々の地形ダイビングデビューにもおすすめです。絶景の海中と陸での観光を楽しむために、ぜひこの時期に宮古島旅行の計画を立ててみましょう。
気温:10℃~26℃(平均20℃前後)
水温:21℃~23℃(陸の方が寒い日もある)
風向き:北・北東
特徴:湿度が低い(本州の秋くらいの気候)
1月の宮古島をおすすめする理由3選

冬は水中の透明度がとても良く柔らかな光の差し込みが美しい
1.透明度、透視度抜群のミヤコブルーに出会える
冬の宮古島のおすすめポイントは何と言っても「ミヤコブルー」の真っ青な海。これは、海水温が下がりプランクトンが減ることで、濁りが少なくなるからです。また、降水量が少ない時期なので、陸から流れ出る水が少ないことも要因です。
宮古島に河川はありませんが、本州や別のダイビングエリアで川があるところでは、降水量が少ないと川からの水が海に入らないために冬の海は綺麗だとされています。他にも様々な要因がありますが、とにかく冬の海は美しく遠くまで見渡すことができて最高です。
ダイビングをしない方にとっては、真冬の海へ入るなんて想像しただけでガクガク震えちゃうかもしれませんが、地形好き・ワイド好きダイバーにとっては冬こそ潜りたい時期ではないでしょうか。
2.オフシーズンなので人が少ない
良い時期にもかかわらず、1月の宮古島は観光客が少なくオフシーズン。そのため、どこへ行っても人込みで並ぶなんてことも少なく、広い空と広い海をひとり占めできてしまうかも。繁忙期で賑やかな島も活気があってよいですが、人が少ないからこそのびのびと満喫できるスポットもたくさんあります。
雨期に比べてずっと台風や雨が少ないこの時期に、時間を忘れてゆっくり島旅もいいですね。観光スポットも人がまばらなので、トップシーズンに比べて手厚いサービスを受けられる可能性もあります。地元の方々との島トークや穴場スポットを教えてもらって、住んでいる方と同じように島時間を楽しみましょう。
<宮古島の観光情報サイト>
宮古島観光協会公式WEBサイト
3.宿や航空券がリーズナブル
トップシーズンに比べると、宿代や航空券代が半額近くになることもあります。どちらも需要が多い時期に値段が上がりますので、観光客が少ないと言うことは、それだけ金額もリーズナブルに設定されていることが多くなります。
例えば、航空会社のWebサイトで運賃を比べると8月のトップシーズンでは東京都の往復が45,000円以上するのに対し、1月なら30,000円代(2022年12月現在)と、その差額は15,000円以上。宿も3割減ほどで泊まれるところが多いので、差額で一つアクティビティを追加したり、ちょっと良いお店で美味しいご飯を食べられたりするのではないでしょうか。旅行の時期を少しずらして、1月中旬以降に設定するだけでメリットがたくさんありますね。

人がいないビーチの撮影は冬がおすすめ
1月のおすすめ宮古島ダイビングポイント
宮古島では、年末から1月にかけて少し風が強くなっていきますが、それでもまだまだ雨や台風は少なく安定している海。この時期は、北風を避けて下地島へ行くことが多くなりますが、今回は宮古島南岸のおすすめポイントを紹介します。宮古島ならではの隆起サンゴ地形が特徴であることは一緒ですが、伊良部島や下地島とはまた違った宮古島の景色に出会えるでしょう。
まず、この辺りには「牛さんシリーズ」と呼ばれているポイントがいくつかあり、そのどれもが可愛らしい名前が付いています。ポイント名は「牛さんこわいよホール」「牛さんありがとう」そして「牛さん遠くでこんにちは」の3箇所。名前の由来は、その昔、船が接岸したり停泊をしたりするのに「山だて」と言う方法を使用していたことから来ています。
【山だてとは?】木や山、建物など、海岸付近にあって海から目視できる物を目印として利用し、海面上での位置を測ることを言います。
山だてに陸上の高台にあった牛のレリーフを使用していたということで、このダイビングポイントの名前が付いたそう。また、宮古島には「うしさんありがとう」と名前が付いた島内産の牛乳も販売されていました。宮古島では、きっと牛が愛されているのですね。そんなポイントを含む、南海岸の3箇所を紹介します。

目印の牛さんがあったイムギャーマリンガーデン
牛さんありがとう
- 場所:宮古島南岸
- エントリー:ボート
- レベル:初級〜中級
- 最大水深:約25m
- 流れ:ほとんど無し
- 見られる生物:カッポレ、カスミアジ、シモフリタナバタウオ、ソリハシコモンエビ、ホウセキキントキ、ショウグンエビ、アオギハゼ、ツバメタナバタウオ、ウミウサギガイ、アマミスズメダイ、オヤビッチャ、カクレクマノミ、セジロクマノミなど
「牛さんありがとう」は、クレバス内の細い通路を抜けていくと現れる洞窟ポイント。まずはボートからエントリー後、入り口となる根の付け根を目指して進みます。どこから入るのかとワクワクドキドキする瞬間。根と根の間が入り口になっており、狭い通路(ケーブ)へ向かってチームで列になり、順番に深度を下げて入っていきます。この時点で水深は約20m。この細くて狭いケーブから冒険がスタート。
アドベンチャー感が満載のケーブを抜けると目的のホールが姿を現します。ホール内は比較的いつも透明度が良く水が澄んでいるので、360度の岩々と青白い光に囲まれて幻想的な光景を心行くまで堪能できるでしょう。
ホール内に入ると出口となる穴が見え、そこから差し込む光をバックに写真を撮るのがお約束。上手く中性浮力を利用して真ん中にダイバーが写るよう頑張ってみてくださいね。ケーブ内も洞窟内も暗いので、一人一本の水中ライトを持って行くことをおすすめします。

水中のアーチはサンゴ礁の芸術作品です
七又アーチ
- 場所:宮古島南岸
- エントリー:ボート
- レベル:初級〜
- 最大水深:約10m
- 流れ:ほとんど無し
- 見られる生物:アカマツカサ、ツバメタナバタウオ、ミズイリショウジョウガイ、スミレヤッコ、カノコイセエビ、ニジハギ、オヤビッチャ、ナンヨウマンタ
ここは七又海岸にある自然が作り出した不思議なアーチを楽しむことができるポイント。エントリーする場所は海蝕洞窟(かいしょくどうくつ)のすぐ近くで、ゴロタと岩場の上から潜降します。
【海蝕洞窟とは?】波浪による侵食で海食崖に形成された洞窟のこと。
エントリー後しばらく泳ぐと、海底の岩がどんどんと大きくなり地球の力強さを感じるでしょう。そのまま進み、洞窟最深部に向かって泳いでいけばメインポイントに到着です。このポイントの特徴は、なんと言ってもその形。洞窟の中には、2本の柱がありその左右と真ん中の穴は、まるで異世界への3つの入り口のよう。
足元と壁は、砂やただの岩ではなく、巨岩が綺麗に磨かれたようなテクスチャー。このダイビングポイントは、長い間水が流れることでアーチ状になった空間で、まさに自然が作り出した芸術作品と言えるでしょう。アメリカのグランド/サステナブルキャニオンやアンテロープキャニオンを彷彿とさせるその姿は、他ではなかなか見ることができない不思議な空間となっています。

迷宮のような地形でダイビングが楽しめる
ガオー
- 場所:宮古島南岸
- エントリー:ボート
- レベル:初級〜中級
- 最大水深:約25m
- 流れ:ほとんど無し
- 見られる生物:アオギハゼ、オドリハゼ、アカマツカサ、ツバメタナバタウオ、ホウセキキントキ、ハタンポ、ウコンハネガイ、ミズイリショウジョウガイ、スミレヤッコ、カノコイセエビ、ハナビラクマノミ、ニジハギ、オヤビッチャ、カッポレ、ソリハシコモンエビ、ナンヨウマンタ
「ガオー」は迷路のような水路が広がるスポットで、ガイドのコース取りによって行くたびに全く違う景色を見せてくれるとても面白いポイントです。水路を抜けた先にはゴロタの広場があり、そこには多くの幼魚が可愛らしい姿を一生懸命に動かして泳いでいる様子を見ることができます。
まずはエントリー後、根の上からドロップオフ沿いを泳ぎ、入り口となる水路へ入っていきます。水路内は所々淡い光が差し込んでいて、この時点ですでにとても神秘的。まるで架空の世界に来た気持ちにもなります。水路とは言え、流れも少ないポイントなので穏やかなダイビングを楽しむことができます。ゆったりと前へ進みながら上にあがっていく自分やバディの泡を追って見上げるだけでも、ここへ来て良かったと思うでしょう。この美しい水路を抜けていくと、ゴロタの広場に到着です。
宮古島南岸の海の色を和名で表すなら、天色(あまいろ)と瑠璃紺(るりこん)のグラデーション。太陽が出ている日は、海面から差し込む柔らかい日差しと、キラキラと揺れる海面が明るく照らします。
ボート付近のドロップオフはマンタの餌場になっているので、運が良ければマンタに出会える場所でもあります。宮古島ならではのアドベンチャー感のある地形と、ゴロタと砂地の上で優雅に泳ぐ魚達。ここはその両方が楽しめるポイントなので、南海岸の中でもリピーターやリクエストが多い場所のひとつです。ぜひ思う存分、幻想的な宇宙空間を楽しみに潜ってみてください。
1月の宮古島を快適に過ごすために
- 保護スーツのおすすめ
宮古島とは言え、水温が20℃を切る日もしばしば。5㎜のワンピースやロクハンなどがおすすめです。また、自前でドライスーツを持っている方はドライで潜ることをおすすめします。ただし、洞窟や天井の低い水路を通ることも多いため、浮力コントロールはしっかりと行いましょう。 - 防寒グッズのおすすめ
ウエットスーツでもドライスーツでも、フードやグローブを装着すると良いでしょう。場所によっては水温が低い時もありますので寒さ対策を万全に。また、宮古島は岩場や洞窟が多いため、急に流れた際に安全のため岩につかまることや、頭を保護することも想定しておきましょう。 - 船上や陸での服装海水温や気温がそこまで低くなくても、船の上では冷たい風が吹くことがあります。ダイビングポイントへ行くまでと、上がってきた後の防寒具も用意しておきましょう。また、朝晩は冷えますし、雨の日や風が強いは日中でも思いのほか寒い日もあります。観光用に、薄手のコートやジャケットを持って行くと安心です。
本州は雪が降ることもある時期ですので、寒い地域から旅行で来る場合は寒暖差が激しくなるため体調管理をしっかりして風邪などを引かないように注意してください。避寒地としてピッタリな沖縄では、冬に長期滞在をする方も多いです。旅費がお得な1月の宮古島でのんびり過ごし、天気の良い日はダイビングに参加してみてはいかがでしょうか。
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宮古島のおすすめお土産ショップ
ダイビング後は体が冷えてしまうので、終了後はしっかり体を暖かくしてお出かけしましょう。空いている街中や観光スポットを散策してショッピングも楽しんでください。ミヤコブルーをイメージしたアクセサリーや雑貨などを販売しているお店をご紹介しますので、ダイビング後に立ち寄ってぜひお土産にしてください。
琉球ザッカ青空
手作業で作り上げる吹きガラスや、やちむんのハンドメイドアクセサリーやキャンドルなど、選び抜かれた可愛い雑貨が勢ぞろいしているお店です。
南国雑貨Tida(ティダ)
海が見えるカフェが隣接した可愛い雑貨屋さん。オリジナルの洋服や帽子、アクセサリーや小物がお洒落にディスプレイされています。
宮古島でお正月を迎える

宮古島は移住をしてくる方々も多いので「これぞ宮古島!」と言うほど、特徴的なお正月文化は薄れつつあります。それでも、地元の方々はお正月に家元(本家)の家に集まったり、勤めている会社の社長の家に集まって宴会をしたりして、泡盛やビールをたくさん飲んで、一日中わいわいと盛り上がるそうです。
また、宮古島では子供を皆で大切にする習慣があるので、見知らぬ人でもお年玉をくれたりするとか。なんとも羨ましい子供時代ですね。
初日の出を見に行くなら、東平安名崎(ひがしへんなざき)が有名です。宮古島の一番東に位置しているため何も遮るものがなく、周りは見渡す限りの海。そして、初詣は、パワースポットとしても有名な「宮古神社」へ参拝に行く方が多いです。中には、琉装(りゅうそう)を着る習慣があるお家も。お正月でなくても、琉装体験などもできますので、ぜひ島の文化に触れてみてはいかがでしょうか。
宮古島の1月まとめ
1月の宮古島をおすすめしたい理由はまだまだありますが、やはりなんと言ってもミヤコブルーを少人数で堪能できるところでしょう。オフシーズンだからこそ、普段よりもグッとリーズナブルに宮古島を楽しめます。金額が安くてもサービスは同じなので安心してください。
もしかしたら他にお客様があまりいないからこそ、手厚いサービスを受けられるチャンスでもあるかもしれません。寒い本州を抜け出して、温かい宮古島で快適な冬を過ごしましょう。