宮古島の魔王の宮殿
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宮古島のダイビングで1度は潜りたい!三大地形ポイント

宮古島の三大地形ダイビングポイントをご存じでしょうか?水中洞窟の多い宮古島の中でもスケール、見ごたえ、写真映えなどの点で優れており、ダイバーからのリクエストが多いスポットです。

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宮古島三大地形ポイントとは?

宮古島三大地形ポイントとは、宮古島の地形ダイビングポイントのなかでも抜群の知名度を誇る、アントニオ・ガウディ、通り池、魔王の宮殿のことです。今回はこの3つのダイビングポイントについてご紹介していきます。

いずれのスポットも宮古島本島の平良港からボートに乗って30分ほどで行ける下地島にあるダイビングポイントで、宮古島でダイビングをするなら一度は行きたいダイビングポイントです。

アントニオガウディのアーチ

宮古島は大きな川や山がなく海に流れ込む水が少ないので、年間を通じて安定した透明度とダイナミックな地形が楽しめます。また、宮古島でのファンダイビングは下地島・伊良部島・八重干瀬・宮古島本島でエリアが分かれているため、時期によって潜るポイントも変わります。

どうしても三大地形ダイビングポイントに潜りたい!という方は、秋〜冬の適した時期に来島されることをおすすめします。

アントニオ・ガウディ

三大ポイントのアントニオガウディ

アントニオ・ガウディは、有名な建築家のアントニオ・ガウディがデザインしたような、芸術的なアーチが重なった地形ポイントです。

メインとなるアーチ型の地形は、入口が水深25mで、最新部まで行くと最大水深が36mまで達します。このアーチに囲まれた洞窟内から眺める景色は、自分のいる水深や角度によって色々な形に見え、水深30m付近ではニコちゃんマークのような顔に見える場所があります。

アントニオ・ガウディは最大水深も平均水深も深いので、アドバンスド・オープンウォーターダイバー以上のCカードが必要であり、最大水深の36m地点まで安全に潜るには40mまでのディープダイビングの知識と経験が求められます。PADIディープダイバー・スペシャルティコースでガス昏睡や浮力変化のトレーニングを受けておきましょう。

また、ダイビングの後半は滞在時間(NDL)がかなり短くなるので、ご自身のダイブコンピューターでタイムリミットを確認することを強く推奨いたします。

宮古島のアントニオガウディ

1番の見どころであるニコちゃんマークに見える穴はとても大きいので、全体を撮影したい方はワイドレンズが必須です。宮古島のガイドやインストラクターが主に使用しているのは、TGシリーズのカメラとハウジングに、INONやFisheye製のフィッシュアイレンズを付けて地形を撮影しています。ダイナミックな地形を広く明るく撮影できるのでとてもおすすめです!

また、アーチの外側の潮通しが良いドロップオフの深いところに生息している、サロンパスを体に貼ったような魚のスミレナガハナダイも見所です。これらを全て見るには、流れのある場所でもスムーズに泳ぎ進めるスキルと、平均水深が深い場所を長く泳いでいても極端に空気を消費しないような呼吸のスキルが必要です。

通り池

通り池は、海から潜って洞窟を進み、陸上にある池に浮上できるダイバーにとって憧れのアドベンチャーなダイビングスポットです。下地島の崖沿いにボートを停めて潜ることになるので、風や波が穏やかな日しかダイビングができない場所です。

三大ポイントの通り池

海から池に入っていく際に、とても大きくてダイナミックなアーチの天井沿いを泳いでいきます。最大水底が40m以上ある場所を泳いで進んでいくので、水底に近づかずに水深20m前後をキープしながら泳いだり、止まって撮影したりする完璧な中性浮力のテクニックが必要です。

池の上層部分は雨水が溜まって淡水から汽水になっており、下層部分や入口の海のブルーとはまったく違う幻想的な色を楽しめます。

宮古島の通り池グラデーション

冬の時期は藻が生えて淡水が濃い緑色になり、淡水と海水のブルーからグリーンへのグラデーションが1番の見どころ。アーチをくぐったら明るい水面に向かって少しずつ水深を上げていき、水深5m付近で安全停止をして、全員の安全停止が終わってから池へと浮上します。そこでは、もしかしたら通り池を観光中の人に出会えるかもしれません。

通り池のダイバー

帰りは池から再度潜降して海に戻っていくので、ロープ無しのフリー潜降や、潜降中のホバリング、中性浮力で速度をコントロールしながら耳抜きをするテクニックが必要です。潜降や浮上に余裕があれば、宮古島ではここでしか見られない、淡水と海水のグラデーションがはっきりとした、サーモクライン(水温の境目)やケモクライン(淡水と海水の境目)を通過することができ、感動的な瞬間を楽しむことができます。

下地島の観光名所で、国の名勝及び天然記念物に指定されている通り池をスキューバダイビングで潜ってみましょう。

魔王の宮殿

魔王の宮殿は、三大地形ポイントの中でも1番リクエストが多いスポットです。波や風などの海況も通り池と比べれば比較的少ない場所にあるので、三大ポイントの中でも最初に潜れる可能性が高いダイビングポイントです。

宮古島の地形ダイビングを代表する、入り組んだ洞窟と美しい光の差し込みを楽しめるダイビングポイントで、ガイドやインストラクターの一番好きなダイビングポイントにあがる程です。

水深15m付近にある宮殿(洞窟)入口から入ると、光が差し込む明るい部屋の「エントランスホール」が広がります。そこから真っ暗な廊下を泳ぎ進むと、天井からブルーの光が降り注ぐメインホールにつながる。そこで見られる景色は、ガイドやインストラクターでも「おぉ。やっぱり綺麗だ!」と思わせる景色です。

宮古島の魔王の宮殿

神秘的な光景を撮影した後は、Uターンしてエントランスに戻ります。エントランスホールを違う角度から見られるので、帰りも感動の景色を楽しめます。最大水深は25m程になるので、残圧のチェックや滞在時間(NDL)の確認もしていきましょう。

ただし、魔王の宮殿は光を楽しむダイビングポイントなので、光の下に入ってしまうと他の方の撮影の邪魔になったり、砂を巻き上げて視界が悪くなり台無しになったりすることがあります。ガイドに従って進み、待つべきところは待ち、宮殿内を探検しましょう。

通り池同様、水底に触れずに中性浮力をキープし、なおかつ洞窟内に沈殿している砂を巻き上げないように最小限のフィンキックで進まないといけない場所です。止まった状態での方向転換や、フロッグキック(あおり足)などのテクニックを身につけておけば、美しい景色を濁すことなく楽しめます。PADIピークパフォーマンス・ボイヤンシーでの中性浮力トレーニングをまだ受けていない方は、スペシャルティコースを受講してから洞窟へ挑みましょう。

宮古島三大地形ポイントはどうやって行く?

三大地形ポイントへは、平良(ひらら)港からと伊良部島の長山港からダイビングボートが出ています。

1つめの平良港は宮古島市街地のホテルから車で5〜10分です。平良港は伊良部島や下地島を潜りに行く多くのダイビングショップのボートが停まっている港で、宮古島の中心部である平良に近いため、この周辺で宿を取る方が多いです。平良港から下地島エリアまでは船で約20分〜30分で到着します。

2つめの港は長山港です。すでに伊良部島エリアにいるので、各ダイビングポイントへは約10分程で到着します。伊良部島に宿泊される方は、この港を利用するダイビングショップが便利です。

三大地形ポイントがある下地島でのダイビングは、秋から冬にかけて吹く北寄りの風に強いダイビングポイントです。真夏よりは、秋〜冬や春先が行きやすいので、時期を選んで旅行を計画しましょう。

宮古島三大地形ポイント まとめ

宮古島三大地形ポイントは、「宮古島に行くなら魔王の宮殿や通り池など有名スポットに潜りたい!」というリクエストが多いダイビングポイントです。

水深30mを越えるアントニオ・ガウディをはじめ、いずれも水深が20m以深のダイビングポイントなので、ダイビングライセンスはアドバンス以上のライセンスを所持していないとリスク面を考慮して最新部まで連れて行ってもらえない可能性があります。

また、深い場所で安全にダイビングを行うためにダイバーひとりひとりがダイブコンピューターを持ち、水中に滞在できる時間(NDL)を管理することを強く推奨しています

PADIドリフトダイバースペシャルティ

マレア宮古島店では、宮古島三大地形ダイビングスポットを潜るために必要なアドバンスド・オープンウォーターダイバーのCカードを、ファンダイビングを楽しみながら2日間で取得するコースを通年で開催可能です。また、中性浮力を極めるためのPPBスペシャルティコース、水深40mまでを目指してガス昏睡(窒素酔い)のチェックやNDLの管理を学ぶディープダイバー・スペシャルティコース、ロープ無しでの潜降や目印のない場所で安全停止を練習できるドリフトダイバー・スペシャルティコースなどを、宮古島の海を楽しみながら開催することができます。

ゴールデンウィークや夏場の繁忙期はご予約枠に限りがありますので、今年の秋〜冬に向けてスキルアップをご検討中の方は、お早めに申し込みください。

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